「猫背が気になる」
「背中がガチガチに固まってる…」
そんなとき、背骨の中でも【胸椎】に注目してみると、ヒントが見えてきます。
胸椎は、首と腰の間にある背骨の中間エリア。
姿勢や呼吸だけでなく、自律神経や内臓の動きとも深くつながっているパーツです。
腰が痛い・・・なんて自覚しているけれど、
実は腰ではなく実際には胸椎が固まってるねぇ…ということも多いんですよ!
足つぼでは、この【胸椎】に対応する反射区をほぐすことで、
呼吸が深くなる・背中が軽くなる・内臓が整うといった変化を体験してもらえるといいなーと
足つぼマニアは思いながらお伝えしています。
胸椎とは?
背骨は全部で24個の椎骨からなり、そのうち胸椎は12個を占めています。
ちょうど肩甲骨の間から背中の下部にかけての部分で、
肋骨とつながり、肺・心臓・胃・肝臓・腎臓など多くの内臓とも連携しています。

猫背や巻き肩などでこの胸椎の動きが悪くなると、
呼吸が浅くなったり、内臓の働きも鈍くなったりすることがあります。
また女性の方に朗報!ここの動きをよくすることでリフトアップも実感できますよ!
胸椎の反射区の場所
足つぼでは、胸椎の反射区は足の内側側面・土踏まずの中央ラインに沿って縦に広がっています。
✅頭に近い部分(親指の下側)=上位胸椎(T1〜T4)
✅土踏まずの真ん中=中位胸椎(T5〜T8)
✅かかと寄り=下位胸椎(T9〜T12)

圧をかけると、背中とつながっているようなズーンとした響きを感じることがあります。
むくみがきつい方、つちふまずの筋肉が発達している方は少しこの響き方が鈍いかもしれません。
関係する不調
胸椎の反射区がガチガチに固まっていると、以下のような不調が出やすくなります:
- 猫背・巻き肩・首こり・背中の張り
- 姿勢の偏り
- 呼吸が浅い、息苦しさがある
- 自律神経の乱れ(動悸・焦燥感・不眠など)
- 肝臓・胃・腎臓など、胸腔〜腹腔の臓器不調
- PMS・更年期など、ホルモンバランスの不安定感
背骨の中でも、胸椎は“姿勢の芯”。
固くなると、体の前側(胸・みぞおち)まで影響が出ます。
押し方・揉み方のコツ
アドバイス:
「背骨をほぐすように、土踏まずの内側を“上下にたどる”ように刺激してみてください。」
- 足の内側を“背骨をなぞるように【親指】で上下に圧
- 反射区の中でも、とくに【詰まり感】を感じる部分は深く息を吐きながらゆっくり
- オイルやクリームを使って滑らせるとさらに深く反射区に入ります!
- 足のアーチ(内側縦アーチ)を引き上げるような意識でほぐすと◎

動画でチェック
胸椎反射区セルフケア
胸椎反射区の刺激は、親指の“上下動”+圧の深さがポイントです。
動きを動画で確認したい方は、公式チャンネルもチェックしてください。
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内臓と背骨のつながりシリーズ
マニア視点で見るこの反射区
私の中で「背中が詰まってるな」と感じるとき、だいたいは足の土踏まずの内側もガチガチです。
それも、単に押して痛いというより、
✅動かない
✅沈まない
✅響かない
そんな詰まり方をしているものです。
でも、胸椎反射区をしっかり開いてあげると、
「あれ、息しやすい」「背中が立ちやすい」って感覚が戻ってくるんです。
足から背骨を整えるという発想は、
まさに身体という全体の流れにアプローチする行為。
背骨が詰まっていると感じる人ほど、足元から整える価値があります。
「足から背骨を整える」
そんな視点で、自分の内側の姿勢をリセットしていきませんか?