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消化1.1 (タンパク質・胃)

咀嚼の次に待っているのは?

食べ物を「噛む」――
この咀嚼が、消化の第一段階です。

では、その次に何が起こるのでしょうか?

そう、「胃」が登場します。
ここから第二段階の消化が始まります。

【足つぼ】胃

目次

消化とは、体にとって何をしているのか?

そもそも「消化」とは、
食べたものを体内で分解し、
カラダが使える状態に変えるためのプロセスのことです。

第一段階の「咀嚼」では、
歯と顎を使って食べ物を細かくし、
唾液と混ざることで、かゆ状に。

それが胃へと送り込まれ、
さらに細かく分解されていく。
まさに、流れ作業のような役割分担があるのです。

消化器官には「担当」がある

実は、どの臓器も同じように消化しているわけではありません。
臓器によって出る「消化液」や「消化酵素」が異なり、
それぞれ得意な分野があるのです。

たとえば:

食べ物の成分消化酵素活躍する場所
でんぷんアミラーゼ口腔、十二指腸
タンパク質プロテアーゼ胃、小腸
脂肪リパーゼ十二指腸、小腸
糖分マルターゼ小腸

つまり、「消化できるもの」「消化が苦手なもの」が、体にはあるということ。
これは、自分の体と食べ物の相性を考えるうえで、とても大切な視点です。

自分の担当じゃない仕事を関連部署から押し付けられたら・・・
イヤじゃないですか?(笑)

胃の主な役割とは?

胃は、タンパク質を分解する専門家です。

食べ物が胃に届くと、
胃液と呼ばれる強い酸と、タンパク質を分解する消化酵素(プロテアーゼ)が分泌され、
肉や魚などのタンパク質を、体に吸収しやすい形に変えていきます。

胃が元気じゃないとき、起こること

「肉を食べると胃が重い」
「たんぱく質中心の食事にすると、なんだか調子が悪い」
そんな方は、胃が少しお疲れかもしれません。

「え、自分のせい……?」と胃が言い出しそうですが(笑)、
実際、タンパク質は体にとって大事な存在。

血液、筋肉、ホルモン、酵素……
体をつくるうえで欠かせない要素です。

だからこそ、胃の働きがスムーズであることは、健康維持の土台でもあるのです。

たんぱく質を多く含む食品

  • 肉類、魚介類、卵、乳製品などの動物性食品
  • 大豆、穀物などの植物性食品

バランスよく食べることがポイントです。
特定の食材に偏らないように気をつけてみましょう。



ここですぐ「プロテイン!」といく人も多いのですが、
相性もあるので、まずは普通の食事から意識をし始めてください。

足から見る「胃」の状態

反射区でいうと、
「胃」は左右の土踏まずのあたりにあります。


ここが固かったり、痛みが出たりする場合は、
胃に何らかの負担がかかっている可能性も。

「胃の不調が腰痛や肩こりに関係するんですか?」
と驚かれる方も多いですが、
胃の裏側は「背中」。
胃がうまく動かないと、その背中にも影響が出やすくなります。

肩こりや、背中のコリが気になる方も、
一度「胃」に目を向けてみるのもおすすめです。

ねじってチェック!胃のサイン

胃は食べ物を送る「蠕動(ぜんどう)運動」を行っています。
でも、動きが鈍くなると、
カラダの背面、特に背中に“滞り”が出やすくなります。

ぜひ、左右にねじるポーズを試してみてください。
どちらかがねじりにくいと感じる方は、
実は胃が元気じゃないサインかもしれません。

左右、どちらも捻じってみて。

「カラダの声を聴く」は、こういうことから

カラダからのサインは、
いつも小さな変化として現れています。

たとえば、
・食後に重たい感じがする
・土踏まずの反射区が痛い
・ねじる動きがスムーズじゃない

そんな些細な変化に気づくことが、
カラダの声を聴く第一歩です。


胃は「ただの袋」ではない

食べ物を一時的にためる場所――
それだけではありません。

タンパク質を分解し、カラダをつくるための重要な臓器です。

ぜひ、胃の働きにもっと意識を向けてみてください。
そして、今日のねじり、試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

マニアックな人のアバター マニアックな人 足つぼマニアの研究室 室長

国内外問わず500回以上のリラクゼーション巡りで見えたものを発信。
もともとマッサージや足つぼをしてもらうのが好きで(笑)
様々な療法を渡り歩きまして使ったお金を現在指導者・企業様へのアドバイザーとして還元しています。

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