「とりあえず、外来の時間になっているので外来で受診してもらいます」

またさっきとは別の種類の点滴を打ちながら、

コロコロと引いて待合室へ向かう。

待っている間に点滴もなくなり、

その辺にいる看護師さんに点滴が終わったことを告げたものの、

なかなか来てくれず。

気づいたら血が逆流し始めた。

それを見て、気分がまた悪くなってフワッと倒れた。

「もう、こんな苦しいカラダは嫌だ」

そう思った。

無事外来で診察してもらうことになり、

開口一番言われたのが

「なんでここまで我慢したの?」

「会社なんて、行ってる場合じゃない」

「今、入院手続き進めているので、ご家族に連絡してくださいね」

この段階で11時半を過ぎていて、

会社にようやく電話した。

いつも7時には机にいる人が、来ないので心配してくれていたみたいで

何度も携帯にも着信があった。

外線に出た先輩に

「あ、●●です。すみません、実は今、病院にいます」

ここまでの夜中からの流れと、
これからの入院の話。
そして、しばらくお休みをもらうことになるということを伝えた。

ここから、9日間にわたる入院生活が始まるのだけれど、

結論から言うと、

・肝臓の数値が通常の何倍にも上がっていた
・黄疸が出ている
・当分の絶食
・吐き気止めは打たない

以上のことを告げられた。

とにかく最初の3日は、全く意識もなく、

ただただ病院のベッドで意識をなくしていた。

毎朝の検温、点滴の差し替えが3時間~4時間おきに来る。

親指の下の手首入り口付近の血管からさされていて、

ずっと薬が冷たかった。

涙なのか、汗なのかわからない位、

何度も何度も着替えましょうかと起こされた。

意識がはっきりとしてきたのは、

確か4日目の朝。

お腹が空いて、目が覚めた(笑)

あの葉っぱが落ちたら、私死ぬのかなぁ?と思うには、夏過ぎて緑が生い茂っていた・・・

ある、夏の暑い日の話。


店主の店主の憂鬱シリーズは店主たになかが、
足つぼ屋になったキッカケをつづっています。

いつも私が、
痛い目に合ってからじゃないと人は変われないと話している原点です。

実際に私も痛い目をみました。
だから、ストイックに毎日のケアをしようと思うようになりました。

自分を一番大切にすると意識するようになりました。

きっと私のようなことをやっている人がいると思います。
少しでも何かのきっかけになればと思って書いています。