「右下腹が重い」「便が詰まりやすい」「ガスが出づらい」
そんなときは、回盲弁の反射区に注目です。
回盲弁は、小腸と大腸(盲腸)の境にある仕切りゲート。
消化物の逆流や圧力調整、腸内環境の安定に大きく関わっています。
足裏では右足の土踏まずのやや下部
小腸ラインと上行結腸ラインの接点付近に位置しており、ここをケアすることで、
便通のスムーズさ・腸内リズム・消化シフトをサポートできるのです。
回盲弁ってどんな構造?
✅内容物の逆流を防ぐ
✅約2リットル/日の小腸内容物を、大腸へ制御して送る“通行ゲート”
✅逆流すると、炎症・ガス停滞・腸内環境の乱れ(SIBOリスク)につながる恐れあり
反射区の位置は?
- 右足土踏まず外縁の下3分の1くらい
- 小腸ライン(中央)と上行結腸ライン(外側)の境目あたり
- 押すと“ポコッ”とした弾力のある感触がある場合も

関連する不調サイン
✅右下腹部の鈍痛や重さ・膨満感
✅ガスがたまりやすい・出づらい
✅便が硬い・出始めがスムーズにいかない
✅腸内リズムの乱れ
✅小腸→大腸への“切り替え不全”
反射区に“じゃりじゃり感”があるあなたへ
足つぼでこのあたりを押すと、
「じゃりじゃり」「砂利のような感触」「奥まで響かない」ことがあります。
これは、腸の地盤が乱れているサインかもしれません。
ここがうまく機能していないと、
大腸側の菌が小腸に逆流(→ SIBOのリスク)
小腸の粘膜が炎症 → 漏れやすくなる=リーキーガット兆候
といった背景が隠れていることも。
もちろん確定診断は医療機関にゆだねるとしても、
「消化がうまくできていない感覚」や「食後の不快感」を感じているなら、
次のような食習慣の見直しも一つのケアに:
- グルテン(小麦)
- カゼイン(乳製品)
- 添加物や精製糖質
こういった腸に負担がかかりやすいものの摂取が続くと、
足裏に【質感】の違和感として出やすくなります。
押し方・ケアのコツ
「門を開けるようなイメージで、ポコっとした塊に沿うようにゆっくり触れてみてください
- 境界ラインに沿って、指や棒でに押す
- ずんと響くところがあれば、息を吐きながら3〜5秒点圧
- 門が「硬く閉じている」のか「スカスカ開きっぱなし」なのかも観察ポイント
回盲弁の状態チェック表
状態 | フットサイン | 身体の傾向(参考) |
---|---|---|
硬くて入りにくい | 押しても響かず、硬さがある | 排出力が落ちている、 便通が不安定になりやすい |
ゆるみ気味 | 軽く押すだけで抜けるような感じ | 逆流やガス停滞が起きやすく、疲れやすい |
詰まり感 | 粗くザラザラ・ポコポコした粒感 | 食事や腸内環境の影響で腸が滞っている可能性 |
回盲弁は、右足にしかない反射区です。
左の同じ場所との感覚の違いが、回盲弁特有の状態を表しますので、
左右を触り比べることをオススメします。
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