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足裏の“ゴリゴリ”の正体とは?
老廃物、だけじゃない。その奥にある“からだの履歴”
足つぼをしていると、誰でも一度は出会う「ゴリゴリ」。
「これ、老廃物ですね」と
言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
でも、正直こう思ったことはありませんか?
「…老廃物ってなに?なんでそこにだけ溜まるの?」
私も正直、そう思っています(笑)
足を深く観察するようになってわかったんです。
この【ゴリゴリ】にも種類があって、
ただ足つぼを施すだけじゃない「向き合い方がある」こと。
その人の身体の使い方や、からだの記憶そのものなんです。
ゴリゴリにも“種類”があるって知ってましたか?
ひとことで「ゴリゴリ」といっても、実はその中身にはいろんなパターンがあります。
感じ方や押したときの反応、硬さの質感が違うのには、ちゃんと理由があるんです。
感触の種類 | 正体の可能性 | からだで起きていること |
---|---|---|
① 硬くて板のように張っている | 筋膜や皮下組織の硬化 | 姿勢の崩れや冷え、使わなさすぎで筋膜が固まり、伸び縮みできなくなった状態 |
② 粒々・ザラザラしている | いわゆる“老廃物” =組織液の滞り | 血流・リンパの流れが悪くなって、浮腫んで固まった反応。通称“クリスタル” |
③ ゴロッと塊のような感触 | 脂肪の線維化 | 長年同じ場所に体重が乗っていたり、冷え続けた結果、脂肪細胞が硬化したもの |
④ 骨に当たるような出っ張り | 骨格のズレや突出 | 足根骨・中足骨の歪みや、土踏まずの崩れなど、構造的な歪みが表面に現れている |
たとえば、長時間のデスクワークで体が縮こまっている人は、土踏まず中央が張りやすく、
運動不足+冷えが重なる人は、小腸の反射区に“クリスタル”のような粒が溜まりやすくなります。
だから、「流せばいい」だけでは不十分
それぞれのゴリゴリには、できた背景と意味があります。
ただ押して流すのではなく、
- どうしてここにできたのか?
- どう動いてきた結果なのか?
- 何年かけてここに現れたのか?
そう考えることで、足裏との向き合い方が変わってきます。
まとめ
- ゴリゴリの正体は「老廃物」だけじゃない
- 構造、姿勢、癖、冷え――“体の履歴”が刻まれている場所
- 無理に壊すのではなく、まず「意味を聞くこと」から
- あなたの足裏にあるゴリゴリは、長年あなたを支えてきた“証拠”かもしれません