フェイシャルで“デコルテ流し”は常識。でも、足は?
フェイシャルの施術では
「まずはデコルテを流してから顔へ」という流れは
当たり前のように行われています。
耳の後ろや鎖骨周辺、首筋など、
リンパの【出口】に向かって老廃物を流していくのが基本です。
ボディマッサージではどうでしょう?
上記のデコルテもそうですが、
背中や腕のケアの際には、
脇の下=腋窩リンパ節に向かって流していくことがよくありますよね。
──では、「足」は?
実は、足にも“流す”場所があるって知っていましたか?
でも、それがあまり知られていないのは、
「足つぼ=反射区を押すだけ」と思われているからかもしれません。
足つぼの世界にも、“リンパ”はある
実際には、足つぼにも「リンパ」という名前のついた反射区がいくつか存在します。
たとえば、
- 足首の全面内側:鼠径リンパ節の反射区
- 足の甲:胸部リンパ
- 足首全面:上半身リンパ、下半身リンパ
- ふくらはぎ裏:膝窩リンパ節との関連ポイント
- 指の股:腋下リンパ
これらはただ点で押すだけでなく、
「ここに向かって流す」という視点が加わると、施術の質が大きく変わります。
足には足の、流すべき【出口】があり、
私はそれを意識して施術(セルフケア・他者への施術)をしています。
【押す】だけじゃもったいない。【流す】という視点を
足つぼの施術やセルフケアで、
ついつい「反射区をピンポイントで押すこと」に集中しがちですが、
足の中にも巡りのルートがあります。
「どこに向かって流していくか」を知っていると、
同じように押しているつもりでも、結果が違ってくることがあります。
むくみ、冷え、重だるさ──
それは「リンパの出口」が詰まっているからかもしれません。
足つぼに、巡らせる意識を
「流す道」があるなら、それを知らないまま押すだけではもったいないのです。
反射区を点でとらえるだけでなく、流れや全体のつながりとしてとらえること。
それが、足つぼの可能性をもっと広げてくれます。
“押す”だけじゃもったいない。
“流す”という視点を、あなたの足に。
