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消化1.3|大腸と排泄のしくみ:溜め込むカラダ

大腸=ただの出口?…いえ、とんでもない。

消化の最終地点、それが大腸です。
「排泄だけの器官でしょ?」と思われがちですが、
実はカラダの“巡り”を完結させる、最重要ポイントのひとつなんです。

大腸にはこんな働きがあります:

✅残った水分の吸収
✅電解質(ナトリウムやカリウムなど)の調整
✅腸内細菌による発酵とビタミン産生
✅“いらないもの”をきちんと外に出すという大役

この“出す”という行為、
実はカラダ全体の「軽さ」や「スッキリ感」に直結しています。

部屋も、掃除してごみを出したらすっきりしますよね?
それとおんなじこと。エネルギーがみなぎってきます。


出す力が弱まるとどうなる?

✅便が滞る → 古いものが再吸収される → 体がどんより
✅ガスが溜まりやすくなる
✅肌荒れ・むくみ・慢性的な疲労感
✅下腹が張る・ポッコリしてくる
✅なんだか巡らない感じが続く

つまり、

出せない体」は、「溜めこむ体」
溜めこみすぎると、体は冷えやすくなり、感情も停滞気味に

そして、大腸には「筋力」が必要なんです

排泄って、ただの自然現象じゃありません。
腸の動き(=蠕動運動)も、便を押し出す腹圧も、
筋力がないとスムーズにいかない。

特に女性に多いのが、こんなタイプ:

  • インナーマッスルが弱くて腹圧がかけられない
  • 骨盤底筋のゆるみで“押し出す力”が足りない
  • 脚〜お尻まわりが冷えていて腸が動かない

つまり、大腸は“筋肉のチカラ”で働く臓器でもあるんです。
腸の元気=筋力の元気、と言ってもいいくらい。

だから、腹部の血液循環をよくしておく必要性があります。


足つぼで見る「大腸のサイン」

足の反射区でいうと、
大腸は土踏まずの外周〜かかとの手前にかけて分布しています。

このあたりに:

  • ゴリッとした硬さ
  • 押すとズーンと重い痛み
  • むくみ、ざらつき、水っぽさ

…がある方は、
大腸に老廃物が溜まっていたり、水分調整がうまくいっていない可能性が高いです。

今日からできる「出す力」サポート習慣

大腸のために必要なのは、
特別なデトックスじゃなくて毎日のちょっとした動きです。

  • 朝起きてコップ1杯の常温の水
  • お腹を時計回りにゆっくりマッサージ
  • 軽くでいいので毎日10〜15分のウォーキング(腸が揺れて動きます)
  • 階段のぼり・骨盤を意識して座る(インナーマッスルが働きます)
  • 発酵食品(味噌・納豆・ぬか漬け)を少しでも

そして、もちろん
大腸の反射区をやさしくほぐすセルフケアもぜひ。


まとめ|出せるカラダは、軽やかに巡る

私たちは「何を食べるか」には意識が向きやすいけれど、
「どう出すか」はおろそかになりがちです。

でも、本当に大事なのは、巡って・出して・軽くなること。

食べたものがカラダに取り込まれ、
いらないものがスムーズに出ていく。
この循環があってこそ、健康は“完成”するんです。

そのヒントは、今日もあなたの足に出ています。

そして、この一連の流れがうまくいかないと――

「むくみ」や「冷え」につながっていきます。
出すべきものが出ない。巡るはずのものが巡らない。
すると、体の中は湿気を溜め、冷えを抱える状態
へ。

だからこそ、
“食べる”より“出す”を意識することが、巡りをつくる鍵になるんです。

消化1.0|噛むこと・歯顎 ▶消化1.1 |タンパク質・胃
消化1.2|脂肪の消化と十二指腸・小腸の働き 
消化1.3|大腸と排泄のしくみ:溜め込むカラダ (←今ココ)

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この記事を書いた人

マニアックな人のアバター マニアックな人 足つぼマニアの研究室 室長

国内外問わず500回以上のリラクゼーション巡りで見えたものを発信。
もともとマッサージや足つぼをしてもらうのが好きで(笑)
様々な療法を渡り歩きまして使ったお金を現在指導者・企業様へのアドバイザーとして還元しています。

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