足のむくみ、原因は「リンパ」?それとも「腎臓」?
足がパンパンにむくむと、
「リンパがつまってるのかな」と思う方も多いかもしれません。
もちろんそれも一因ですが、実は「腎臓の疲れ」が背景にあるケースもあるんですね。
この記事では「リンパタイプ」と「腎臓タイプ」のむくみの違いと、
それぞれに合ったケアの視点をお伝えします。
この記事は、
足つぼや、マッサージに行ったにも関わらず
まだ何か奥に残っている感じがした!という経験のある方は特に必見です!
■「リンパ」が原因のむくみとは?
- 流れの滞り
- 筋肉・運動不足
- 外からのケアで変化しやすい(押す・流す・温める)
リンパタイプのむくみは、
長時間の立ち仕事や座りっぱなし、冷えなどで起こります。
リンパはポンプのような仕組みがなく、筋肉の動きが頼り。
運動不足や筋力低下で流れが滞りやすくなります。
このタイプは、マッサージやストレッチ、
温めることで比較的すぐに改善しやすいのが特徴です。
■「腎臓」が原因のむくみとは?
- ろ過機能の低下
- 体内の水処理がうまくいっていない
- 腎が冷えている
腎臓タイプのむくみは、
体の内側の水の処理機能=ろ過力が落ちている状態。
腎臓は血液をろ過して、余分な水分や老廃物を尿として出す働きがあります。
水分のとりすぎ・塩分過多・冷え・睡眠不足などが重なると、
腎臓に地味なオーバーワークが続き、処理しきれない水が体内に残りやすくなります。
つまり外食、コンビニやファーストフードなどを多用していたり、
自宅でゆっくりする生活ではなく、
外を向きすぎる生活をしていると起きる傾向があります。
このタイプのむくみは、外から流すだけでは改善しにくく、
生活習慣や食事の見直しがカギとなります。
腎が冷えているってどういうこと?
東洋医学では、腎は生命エネルギーの貯金箱のような存在。
冷えに弱く、腰や足元が冷えることで働きが落ちやすくなります。
✅朝からむくんでいる
✅トイレの回数が少ない/多い
✅下半身が重く、だるい
✅手足、特に足首やふくらはぎが冷える
こんなときは「腎」が冷えているサインかも?ということで、
手足を温めたり、早く寝たり、湯舟につかる、自炊をする、など
小さなケアの積み重ねが効果的です。
■「一時的むくみ」と「慢性的むくみ」の見分け方
✅ 夕方だけむくむ/翌朝には戻る → リンパが原因の可能性大
✅ 朝からむくんでいる/顔・手もむくむ → 腎臓が疲れてるサインかも
✅ マッサージしてもすぐ戻る → 水の“出口”が詰まっている(ろ過機能低下)
若い方や一時的なものなら、セルフケアで流してスッキリすることも多いですが、
「なんか最近ずっとむくんでる…」「夜になっても戻らない」 そんな場合は、
「腎臓」にそっと目を向けてあげるタイミングかもしれません。
むくみは“流せばいい”時期と、“整えるべき”時期がある
むくみは、リンパだけが原因じゃありません。
一時的に溜まった水分は外からのケアで流せますが、
カラダの中の「ろ過装置」=腎臓が疲れていたら、
そもそも「出せないカラダ」になっていることも。
自分の体を「流せばOK」から、
「土台を育てるケア」に切り替えるタイミング。
足のむくみを通して、今の体の声を聞いてみてくださいね。
<あわせて読みたい>
👉 【足つぼ】副腎・腎臓・輸尿管・膀胱・尿道
記事では、体内の水の通り道について、足裏の反射区からくわしく解説しています。
👉足つぼに「リンパ流し」ってあるの?
フェイシャルでデコルテ流しは常識ですが、足つぼではその概念って聞いたことあります???
足のむくみが気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!