― 排出力と代謝力のカギを握る「大腸」全体像を知ろう ―
「なんだかスッキリしない」
「疲れが抜けない」
「肌の調子も今ひとつ」
その根っこにあるのは、「排出しきれていない」かもしれません。
そしてその排出を司る最大の器官。それが大腸です。
上行結腸 → 横行結腸 → 下行結腸 → 直腸 → 肛門という流れの中で、
水分・ミネラルの再吸収、老廃物の濃縮、便の形成・排出までが進められます。

足つぼでは、それぞれの腸の部位に対応する反射区があり、
体のサインを足から感じ取ることができます。
目次
大腸の5つの役割と反射区対応エリア
大腸の部位 | 主な働き | 足裏での位置 |
---|---|---|
上行結腸 | 水分吸収のスタート地点 | 右足土踏まずの外縁を縦に |
横行結腸 | ミネラル・水分の最終調整 | 左右の土踏まず中央を横に |
下行結腸 | 濃縮・便の蓄積 | 左足土踏まずの外縁を縦に |
直腸 | 排出直前の通過口 | 両足かかとの内側 |
肛門 | 体外への最終ゲート | 両足かかとの中心やや内側 |
便の状態から読み解く大腸サイン
便は「体からの健康レポート」
以下のような状態から、大腸のどこに問題があるかが見えてくることもあります。
便の様子 | 可能性のある反射区 | 解説 |
---|---|---|
硬くてコロコロ | 横行結腸・下行結腸 | 水分吸収が過剰、 巡りが低下しているサイン |
ゆるくて形が崩れている | 上行結腸 | ミネラル不足や 腸内の炎症傾向が疑われる |
出始めが固く、後半ゆるい | 回盲弁~上行結腸 | 切り替え不良や、 腸内環境のアンバランス |
便意はあるのに出ない | 直腸・肛門の反射区 | 排出のゲートが 硬くなっている可能性 (長期の便秘など) |
「整腸」は流れを整えること
腸の調子を整える=腸内細菌だけの問題ではありません。
吸収 → 濃縮 → 排出の流れがうまくいっているか?
内臓の動きがスムーズか、自律神経のバランスは保たれているか?
足裏の反射区は、その一つ一つに気づく手がかりになります。
各部位の詳細はこちらから
👉 上行結腸の反射区:めぐりと水分吸収のスタートを整える
👉 横行結腸の反射区:ミネラルバランスと巡りのカギ
👉 下行結腸の反射区:ため込み体質のブレーキに
👉 直腸・肛門の反射区:排出力アップで全体のスッキリ感を
👉 回盲弁の反射区:小腸→大腸の切り替えスイッチ
このページで伝えたいこと
「腸活=ヨーグルト」だけでは足りない。
大腸の“通り”を整えることが、すべての整えのスタートラインになるのです。
自分の便の状態、疲れやすさ、体のむくみ
足裏から見直すことで、腸との対話が始まります。