あぐらが安定しないのは「あなたのせい」じゃない
セルフケアの姿勢として「あぐらをかいて、足裏を上に向けて」という流れはよくあります。
ですが、実際にやってみると、
膝が浮いてしまったり、
足裏が横を向いてちゃんと足裏が揉めない・・・(汗)
安定しないので姿勢が崩れて余計にしんどい・・・
なーんてこと、意外と多いのです。
心配しないでください。本当に多いです。
「カラダが硬いのかな?」「筋肉が足りないのかな?」
そんなふうに気にしてしまうかもしれませんが、まず知っておいてほしいのは、
何度も言いますよ。本当によくあることです。
筋肉の問題?骨格の問題?見極めのヒント
あぐらが安定しない理由は、大きく2つに分けられます。
✅ 筋肉の柔軟性の問題
あぐらをかいた時に、
✅股関節まわりが突っ張る
✅内ももやお尻が引きつる

といった感覚がある場合は、筋肉の柔軟性に原因がある可能性大。
この場合は、ストレッチやケアを取り入れることで、徐々に改善が見込めます。
✅ 骨格・関節の構造によるもの
特に突っ張る感覚も痛みもないのに膝が浮いてしまう場合、
それは骨格の個体差によるものかもしれません。

大腿骨と骨盤の角度、股関節の構造によっては、
どうしてもあぐらが深くかけない人もいます。
これは「できない」のではなく、「そういうカラダのつくり」
無理に合わせる必要はありません。
できないからダメとジャッジせず、
そういうものだと受け入れていきましょう。
自分の体に合わせて、姿勢を工夫しよう
あぐらが安定しない場合は、道具を活用して姿勢を調整しましょう。
以下のような工夫で、ぐっと楽になります。
🔸 おすすめのサポート方法
- お尻の下に座布団やクッションを敷く
→ 骨盤を立てやすくなり、背中も伸びやすくなります。 - 膝の下に丸めたタオルを置く
→ 浮いてしまう膝の負担を減らし、リラックスした状態に。 - 横に寝かせたペットボトルを足や膝に挟む
→ ペットボトルは手軽に使える高さ調整アイテム。
置く場所によって角度が変えられるので、微調整がしやすいのも◎
正しい形より「続けられる形」を選ぼう
セルフケアは、正しい姿勢でできることも大事ですが、
何よりも大切なのは自分にとって「心地よく、無理なく、続けられること」
骨格の違いや今の状態を否定せず、
今の自分に合った形でセルフケアに取り組んでいくことが、
結果としてカラダに一番やさしいアプローチになり、
人にやってもらうのも気持ちがいいけれど、
自分でケアしても十分気持ちがいいという世界を作っていくことができます。