「なんだか胃腸が重い」
「ストレスが胃にくる」
「呼吸が浅い気がする」
そんなお腹の中心の不調を感じる方に注目してほしいのが、
腹腔神経叢(ふくくうしんけいそう)の反射区です。
腹腔神経叢は、
自律神経のハブ的存在で、胃・肝臓・腸など消化器系の働きと密接に連動しています。
足裏ケアにおいても、深部の巡りや消化のスイッチに関わる要として、見逃せないゾーン。
「なんとなく胃腸が不調」にピンとくる方は、ぜひここをチェックしてみてください。
腹腔神経叢とは?
✅隔膜のすぐ下に位置する、神経の集合エリア(自律神経系の中枢のひとつ)
✅胃・肝臓・膵臓・腎臓・腸など、消化・代謝・排泄に関わる臓器へ指令(神経の束)
✅ストレスの影響をダイレクトに受けやすく、「胃が痛い」「腸が動かない」などの症状の根にも

反射区の場所は?
- 両足の土踏まず中央から帯状に伸びる
- 丘のすぐ下
- 両足ともほぼ同じ位置にあるが、左右差(痛み・硬さ・ジャリ感)を比較してみると◎

押し方・ケアのコツ
- 棒で、丘の下から上に乗りあげるように揉み上げる
- 「息がしやすくなった」と感じるくらいまでじんわり刺激
- ストレスを感じた日・呼吸が浅いとき・お腹が張るときにケアするのがおすすめ
刺激中は「鼻から吸って、口から吐く」深い呼吸を意識して!
関連する不調サイン
- 胃がキリキリ痛む
- 消化不良・下痢や便秘を繰り返す
- 胃がチャポチャポする
- 呼吸が浅くなる・みぞおちが重い
- 自律神経の乱れによる冷え・のぼせ・動悸
- 慢性的なストレスを感じている
マニア視点で見るこの反射区
腹腔神経叢は、目に見えない不調が浮き彫りになりやすい反射区です。
押して「膜っぽい感覚」「深部がうずくような響き」がある人は、
内臓機能のバランスが乱れている可能性も。
特に、自律神経が乱れがちな更年期・ストレス過多な働き世代には、
心と体の緊張がこのゾーンに集まりやすい傾向があります。
気づかないうちに張りつめているお腹…
極度な緊張状態は、胃が痛いみたいなこともありますよね?
そんなときにも
腹腔神経叢をゆるめることは、「感情のリリース」にもつながります。
また、イライラしているときに揉むと
スッキリ!する反射区の一つです。現代人にとって切っても切り離せない
反射区の一つです。
あわせて読みたい関連反射区
👉 横隔膜の反射区:呼吸と自律神経の中枢
👉 胃の反射区:ストレスの影響を受けやすい消化の入口
👉 副腎の反射区:ストレスホルモンと血流のコントロール
腹腔神経叢をケアする意味
足裏の中でも深部の自律神経ゾーンとして重要な腹腔神経叢の反射区。
ここをケアすることで、
✅消化器系の動きがスムーズに
✅緊張やストレスが和らぐ
✅呼吸が深くなり、全身のめぐりも促される
「お腹の中心に安心感が戻る」そんな変化を、ぜひ味わってみてくださいね。
動画
足つぼでセルフケアを極めたい方はオンライン足つぼ講座
遠くても 近くても 好きな時間に 自由に 受講できます。