「みぞおちが重い」
「胃と腸の切り替えがうまくいかない」
「朝から消化不良感がある」
そんなとき注目したいのが、十二指腸の反射区です。
十二指腸は、胃と小腸の橋渡しをする重要な臓器。
胃で消化された食べ物が、膵液・胆汁と混ざり合い、
本格的な栄養吸収のスタート地点となるのがここ。
足裏の反射区でこの切り替えポイントを整えると、
消化リズムや体内の“吸収と代謝”がぐっとスムーズになります。
十二指腸ってどんな臓器?
✅胃のすぐ下にある、C字型の短い腸(約25cm)
✅胆のう・膵臓とつながっており、消化酵素の合流地点
✅消化液(膵液・胆汁)と胃の内容物を中和し、腸で吸収しやすくする
✅酸性からアルカリ性への環境シフト役

反射区の場所は?
- 足裏・左右の土踏まずの中央やや上部(胃の反射区のすぐ下)
- 小腸反射区の入り口付近
- やや指側に“クイッと曲がるライン”を感じたら、そこが目安
- 目安は膵臓の反射区。その周りを覆う箇所

押してみてゴリゴリ、またはモワッとした痛みがあれば、サインかも!
押し方・ケアのコツ
- 棒で、内から外へCの字を描くようになぞる
- 少しずつ点で圧をかけながら、呼吸と一緒にゆっくり押す
- 朝起きてすぐ・または食後30分以降のケアがベスト
- 「切り替えスイッチを入れる」イメージで
土踏まずの下側にひっそりとある十二指腸反射区。
うっかりもみ残してしまいがちな反射区。
意図的に探し、圧をかけていくことをオススメします。(左右とも8番の反射区)
関連する不調サイン
✅朝から食欲がない
✅食べた後に胃と腸に不快感がある
✅ガスがたまりやすい、お腹が張る
✅胃薬が効きづらい
✅栄養が吸収できていない感じ(疲れやすい・痩せやすい)
✅脂っこい食事後にだるさが出る
✅食後眠い
✅下痢気味
TIPS:胆汁・膵液との関係を忘れずに!
実は十二指腸は「胃の下」ではなく、「胆のう・膵臓との接続部」でもある重要ポイント。
胆汁 → 脂肪を乳化して吸収を助ける
膵液 → タンパク質・糖質・脂質すべての分解に関与
つまり、この場所が何かの事情で滞っていると何を食べても重たい状態に…!
胃の不快感、腸の膨満感などを感じる人は
「胃だけじゃなく、胆のう・膵臓の反射区」もセットでケアがおすすめ。
マニア視点で見るこの反射区
- 十二指腸のC字カーブは、足裏にも“うっすらカーブ”として現れます
- 消化器系の不調は、胃で起きているのか?腸で起きているのか?わかると面白い!
- 胃反射区と小腸反射区の“つなぎ目”を意識してケアすると、深い反応が得られます
あわせて読みたい関連反射区
胃の反射区:前段階の消化スタート地点
膵臓の反射区:消化酵素の供給元
小腸の反射区:吸収の主戦場
この反射区をケアする意味
十二指腸は、消化器の中でも「受け取り」と「つなぐ」役割を担う「要の臓器」
ここが整うことで、
✔食べたものが負担にならない
✔腸内リズムがスムーズになる
✔吸収と排出のバランスが取れる
空腹時に不快感を感じる方は特に、十二指腸を意識してみましょう!
足裏から消化のリズムを“切り替え直す”。
そんなアプローチを、毎日のセルフケアに取り入れてみてください。
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