修学旅行、定番のお土産の一つのアレですアレ。

「八ツ橋って、どれも同じじゃないの?」
実は!!!!
京都には八ツ橋メーカーが10社以上もあるんです。
知ってましたか?(笑)
たとえば有名どころを挙げるだけでも、
聖護院八ッ橋総本店(創業1689年)
井筒八ッ橋本舗(夕子でおなじみ)
本家西尾八ッ橋(“あんなま”の元祖とも)
おたべ(全国的知名度ナンバーワン)
nikiniki(映えるアート系八ッ橋)
と、それぞれに特徴があり、ファンも分かれる世界なのです。
また味の違いだけでなく、世界観・美意識・企業姿勢まで個性があふれています。
なぜそんなに分かれているの?
もともと八ツ橋は「聖護院門跡の門前菓子」として、江戸時代に誕生したとされています。
その後、暖簾分けや職人の独立により、
それぞれの技や味、家系が派生していきました。
たとえるなら、ラーメンの「家系」や「二郎系」みたいなもの。
「八ッ橋系」として、京都のあちこちに分派していった…らしいです。
私もある程度大人になるまで、全部一緒だと思っていました(笑)
そもそも「八ツ橋」って何?
「八ツ橋」と一口に言っても、大きく分けて
「焼き」と「生」の2種類があります。
種類 | 特徴・味わい |
---|---|
焼き八ツ橋 | カリッと香ばしく、 ニッキの香りが印象的な煎餅タイプ。 日持ちするのでお土産に特に◎ |
生八ツ橋 | モチモチとした皮で餡を包んだ、 やさしい甘さのお餅風。 京都のスーパーでは、あんこなしの 皮だけも普通に販売していて京都人の 気軽なお茶菓子。 |
もともとは焼き八ツ橋が原型とされていて、
近年人気の【生八ツ橋】は、その派生スタイルです。

焼き八ツ橋は「お琴」の形!?
知る人ぞ知るトリビアですが、
焼き八ツ橋の形は「お琴(箏)」を模して作られたとも言われています。

「八ツ橋」という名前は、江戸時代の琴の名手「八橋検校(やつはしけんぎょう)」に由来し、
彼の功績をたたえて作られたという説もあります。
そのため、お琴をされる方には特に馴染み深い和菓子でもあるのです。
甘いだけじゃない、背景に雅な音色が聴こえてきそうな話ですね?
なぜそんなにメーカーがあるの?
八ツ橋はもともと、聖護院門跡の門前菓子として発祥したとされ、
その後、暖簾分けや職人の独立により、様々な“八ツ橋系”が京都各地に誕生しました。
たとえるなら、「ラーメンの家系」や「二郎系」みたいなもの。
老舗ごとに伝統を受け継ぎながらも、進化し続けているのが京都の八つ橋文化なのです。
味もこだわりも、ここまで違う!
実際に食べ比べてみると…
✅あんこの甘さ
✅皮のやわらかさ
✅ニッキ(シナモン)の強さ
✅パッケージやブランディング
など、意外なほどに個性が違うことに驚かされます。
焼き派・生派だけでなく、
「あんなま限定派」や「チョコ系生八つ橋派」など、
まさに奥深い、あなたの知らない八つ橋の世界がそこに広がっています。
八ツ橋メーカー、それぞれの“裏の顔”
さらに掘り下げると、それぞれのメーカーはお菓子作りだけにとどまらない事業を展開しています。
井筒八ッ橋本舗…自社ビルを構え、京町家保存活動やコラボスイーツ開発など多角経営
本家西尾八ッ橋…飲食店「為治郎」や東京駅進出など、和菓子×食の融合戦略
聖護院八ッ橋総本店…若い世代に向けたブランド「nikiniki」やキャラコラボも積極的に展開
「八つ橋=土産菓子」なんて、もう古い。
ブランド経営として進化する老舗たちの姿がそこにあります。
面白いですよね!(私だけか?)
あなたの“推し八つ橋”を見つけてみては?
ちょっとした違いが、味わいの深みになる。
あの人に渡すお土産、今日はどの八つ橋にする?
「京都の定番」だと思っていたものの中に、
まだ知らなかった京都が隠れているかもしれません。
焼き八つ橋派も、生八つ橋派も、あんこ入りも映え系も。
この世界に一歩足を踏み入れたら、あなたもきっと…沼るはず。
※個人調査ナタメ、細部違うところがございましたら申し訳ございません
青竹とも似てますよね・・・(気のせい・・・うん、多分気のせい・・・・)

